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廊下を減らす間取りが増えています

2023年10月15日

こんにちは、最近ようやく日中過ごしやすい陽気になってきましたが、それでも例年に比べ暑い?と感じる今日この頃皆様いかがお過ごしですか?これから気温も下がると同時に空気も乾燥してきます。体調管理には十分にお気を付けください。さて、今回は廊下について考えてみたいと思います。それでは。

注文住宅を新築する場合における大きな魅力の一つが「間取りをゼロから考えることができ、自分たちの要望や想いをつめこめる」ではないでしょうか。
自分たちが理想とする間取りのおかげで生活の不便、不満を解消できるかもしれないですし、いつもと変わらない料理でもステキな空間だとおいしく感じるものですし、共働き夫婦には家事が楽になることは必須ですし、子ども達には健やかに過ごしてもらいたいものですよね
その為に必要なものとして、例えば、家族みんなで使える広い収納=ファミリークロークや、オシャレなキッチンのある空間、家事楽動線の良い間取りなど、また、子どもにも十分なスペースを与えてあげたいと思われると思います。
ただこれら全てにコスト増の問題がつきまとってきます。広い収納にも、オシャレなキッチンにも、家事楽動線にも、子どものスペース増にも全てコスト増になる原因でもあるのです。
さらに、ここ最近では材料費高騰の影響でただでさえ家の価格が上がっているので、あれも欲しいこれも必要・・・となるとコストがかなり増えてしまい予算オーバーなんて事も。
だからこそ間取りの設計でポイントになるのが無駄を省いてなるべく家が大きくなりすぎないこと。ではどうするのか?その解決策の一つとして廊下をなるべく減らす事だったりするわけです。
どうして?と思われる方もいらっしゃると思いますが、例えばLDKを狭くする、収納を減らすということよりも廊下を減らしたほうが暮らしにデメリットが少ないと考える事が出来ます。また、廊下を減らすことで、面積は減りますし、開ける扉の枚数も減りますし、歩く歩数も減ります。
一方で廊下を減らすデメリットとしては、音が聞こえやすくなるかな~くらい。ではないでしょうか。だとしたら廊下を減らすほうがいいよね・・・ってことで最近では廊下を減らす間取りが増えているのです。
なにげに、昔はこうだった、家ってこうあるべきだろう、実家はこんな間取りだった・・・と思ってしまいがちです。既成概念にとらわれたり、他人との比較では間取りは自分たちらしくなりません。今のスタンダードも参考にしてもらって、自分たちらしい間取りの家にするためにぜひご夫婦で話し合ってみてくださいね。

今回はここまでになります。次回もお楽しみに