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窓を減らすという選択肢も・・・

2023年9月15日

9月も半ばを迎えても相変わらずの暑さに嫌気がさしますよね。今年は9月いっぱい残暑が続くという予想も。ウンザリしますが皆様におかれましては体調には十分にお気をつけお過ごし下さい。
さて、今回は「窓」についてお話をしたいと思います。それでは。

家には窓があります。あまりにも当たり前のことですが、例えば、リビングに大きな窓を付ける事や数を多くする事で、昼間明るくなりますし、風通しも良くなり換気も出来て、さらに空間も広く見えます。至れり尽くせりですが、ここでネガティブに思われるかもしれませんが、敢えて窓を付ける事によるデメリットについて考えてみます。
その1:断熱性能が下がる「壁と窓では壁の方が一般的に断熱性が高い」
その2:窓が多い方が耐震性能が劣る事も「あくまで構造上窓がない方が有利と言う意味です」
その3:コストが上がる「窓を多くつけた方がコストは上がります」
その4:部屋の中が丸見えに
その5:壁が減ってしまう「家具が置きずらくなる事も」
などなど、ふと思いついた事を書かせて頂きましたが、だからと言って窓をつけないという選択肢にはなりませんよね。

窓を考える上で、日当たりをしっかり確保したい部屋と逆に、窓が無くてもいい、少なくてもいい部屋・スペースがありますので、そこでしたら、敢えて窓を無くす、少なくするという判断ができるのではないかと思います。

では、窓が無くても良い部屋とは、例えば、納戸や押入、ウォークインクローゼットなど、また、
窓が少なくても良い部屋とは、例えば、寝室や子供部屋、玄関や廊下・階段、洗面所など、思いつくものを書かせて頂きましたが、もちろんこれには賛否があると思いますが、あくまで窓をなくすという事も選択肢の一つですよと言う事を知ってもらえれば幸いです。

一般的に「窓は多い方が良い」と思われがちですが、無い方が良いという事も知っていればあれもこれも欲しいとならないで済むかもしれません。実は窓に限った事ではないのですが、家づくりをしていく上で、あれもこれもと足し算の設計をしていくと結構しんどくなる事もあります。
逆に、使い勝手や暮らし方などをふまえて、引き算の設計をした方が気も楽になってより良い間取りが出来たりするもんなんです。

いかがでしたか。今回はここまでになります。次回もお楽しみに。