BLOGブログ

これからの住まいについて考える

2024年1月15日

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。本年も引き続き家づくりをされる方々に少しでもお役に立つ情報を発信してまいりたいと思います。宜しくお願い致します。
さて、今回は「これからの住まいについて考える」です。それでは

【これまでの最高基準が2025年には最低基準に】
家づくりをされている方は、「断熱等性能等級」通称:断熱等級という言葉を一度は聞いた事があると思いますが、この断熱等級とは、国が規定する住宅性能の一つで、現在は1~7までありますが、2022年までは1~4までしかなく、等級4が最高基準でした。
2025年4月以降の新築住宅について、省エネ基準適合が義務化される事が決定され、これにより、等級4以上の建物でないと建てれなくなります。つまり、これまで最高基準だった等級4が2025年には最低基準となるのです。

【性能ランクは「UA値」で決まります】
断熱等級は、UA値という指標でランク付けされます。UA値とは、住宅内部の床・外壁・屋根(天井)・開口部などから外部へ逃げる熱量を、外皮全体で平均した値をいいますが、この値が小さい程、熱が外に逃げない事を表します。
日本は外気温の地域差が大きい為、国は全国を8つの地域に分け、それぞれUA値の基準を定めています。最も寒いエリアが「地域1」、最も暖かいエリアが「地域8」となり、寒い地域ほどUA値の基準は小さくなります。ちなみに、静岡県は6地域に属しており、UA値の基準は0.87以下となっております。

【大切な数字はUA値だけではない】
これからの住宅はUA値を抜きに語る事はできません。しかしながら、UA値をクリアしていれば、高断熱の住宅が出来るのかというと、そうとも限らないのです。と言うのも、UA値はあくまで計算上の数字であり、熱損失の少ない部材を選定し、設計に織り込めば高いUA値が期待できますが、実際の建物において施工がずさんで隙間だらけの家では、計算上UA値が高い高断熱の住宅であっても、隙間風で寒く感じるかもしれません。
あおば住建ではUA値は当然の事ながら、C値という指標も重要視しております。C値とは気密性を表し、どれだけ隙間なく施工が出来ているか、実際に現場にて測定を行います。
住宅と言うのは計算だけで建つものではありません。是非、安心して任す事が出来る住宅会社を見つけて、快適な住宅での暮らしを満喫して下さい。

今回はここまでです。改めまして本年も宜しくお願い致します。