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家を建てるなら平屋かな・・・でも・・・

2024年7月1日

月日が経つのは本当に早いもので今年も半分が過ぎました。本当に早いものですね。こんにちは、あおば住建の山崎です。さて、今回は「家を建てるなら平屋かな・・・でも・・・」です。それでは。

近年平屋を希望するお客様が増えている様に感じます。私も半世紀生きてきて、もし今家を建てるなら同じフロアで生活の全てが完結できる平屋を希望するかもしれません。お客様も上下の移動がない事や、子育て世代でまだお子様が小さい方にとっては目が届きやすい事や、逆に年を取った時の安心感などから平屋が良いと思われるのかもしれません。しかしその反面、「本当は平屋がいいんだけど・・・2階建てにします。」と諦めてしまう方が多く見受けられます。一体どうしてなんでしょうか?

その理由の一つとして土地の広さがあると思われます。単純に同じ面積で建てるなら平屋の方が土地の広さが必要になってきます。例えば30坪の平屋と30坪総2階建ての家で、車3台分の駐車スペースを確保するとなると、少なくとも2階建ての家であれば40坪の土地、平屋であれば50坪の土地が必要になってきます。当然土地が広くなればなるほど、値段も高くなりますし、そもそも自分達が希望するエリアで広い土地が無いなど、こうした事が足枷になっているのかもしれません。
しかし、土地の広さに関して、人気のあるエリアですと、平均して50坪以下の土地が多く売り出されていますが、少し外れたエリアや坪単価の安いエリアになると50坪以上の土地が売り出されている事が多く、また価格も予算内で購入する事が可能だったりします。中には、70坪の土地で1000万円なんて土地もあるわけです。仮に70坪の土地の広さがあれば物理的にたいていの大きさの平屋が建てる事が可能と言えると思います。

次によく「平屋は坪単価が高い!」と言われますが、その要因について少し触れさせて頂きます。例えば、30坪の総2階建ての家と30坪の平屋を建てるのでは、単純計算で2階建ての場合15坪の基礎と屋根が必要で、平屋では30坪の基礎と屋根が必要になってきます。つまり2倍です。比較的家を建てる中でコスト面で大きな割合を占めている屋根と基礎が2倍になるという事は必然的に単価も高くなる訳です。言い換えれば同じ30坪の建物でも平屋だと2500万円、2階建てだと2300万円で済む事もあり得るという事です。このコスト面の不安が平屋を希望するお客様の最も大きな足枷になっているのかもしれません。やっぱり平屋は諦めた方が・・・決してそうとも言い切れません。考え方次第でコストも安くなる場合があります。
例えば、平屋は階段+廊下スペースを減らす事が出来ます。言い換えれば面積を小さくする事が可能です。簡単に言いますと30坪の2階建ての家と同じ条件で建てても平屋だと26~27坪くらいで済むというイメージです。
家の面積が小さくなれば当然コストも安くなる可能性が出てきますので、平屋を検討する際にご家族様の要望を取り入れつつ、無駄を省きながらなるべく家の大きさを小さくすることを心掛けていくと光が見えてくるかもしれません。

今回は以上になります。次回もお楽しみに!